ラーメン店を開業するには、出店地域の保健所・食品衛生課に「飲食店営業」の申請を行ない、許可を得る必要があります。食品衛生法では、各店に１人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。
申請時の必要書類は、申請書、店舗の図面（厨房配置入り平面図）、水質検査証明書、法人の登記簿謄本（法人の場合））、申請手数料。
ラーメン店開業
ラーメン店での独立開業のポイントを紹介します。
ラーメン店は、飲食店の中では初期投資を比較的少なく抑えられるため、新規参入が容易ですが、一方で、競争も激しい業種といえます。
立地に則した客層に向けたメニューを提供しているかがポイントとなります。
＜ラーメン店での独立開業ポイント＞
客回転数、顧客単価、固定客の有無、立地に適した営業戦略等が審査ポイントなります。
＜設備資金＞
内装工事費、外装工事費、厨房設備工事費、機械設備費（空調設備、レジなど）、什器・備品費等。ラーメン店は、熱（火力）と油を使いますので、設備老朽化は早く、3～5年で店舗改装・厨房改修の必要があります。
（設備資金例）
内外装工事費 400万円
厨房給排水工事費 250万円
備品・消耗品 100万円
＜運転資金＞
現金売上が中心なので、運転資金需要はあまり発生しません。立地によっては広告宣伝費等が必要となります。
（運転資金例）
食材仕入費 50万円
開業費用 50万円
手許資金 200万円
＜利益計画＞
月間予想売上高
客数（1日） 100人
客単価 700円
売上高 700円×100人＝70,000円
月間予想売上高 70,000円×25日＝1,750,000円
月間予想粗利益額（粗利率65％として計算）
1,750,000円×65％＝1,137,500円
月間予想経費
家賃（月額） 300,000円
アルバイト代（月額） 100,000円
販売促進費 50,000円
水道光熱費 100,000円
消耗品費その他 50,000円
月間予想経費 600,000円
月間予想利益 537,500円
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