創業計画書記入例

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日本政策金融公庫に提出する創業計画書の具体的記入例は以下の通りです。

未記入の箇所を残さないよう、すべての項目を記載しましょう。

創業計画書 事業内容など

創業されるのは、どのような目的、動機からですか? 創業のきっかけ、経歴、技術、事業の特徴などのポイントを記入します。どういう目的で何をやりたいかをはっきりさせます。事業に対する考え方や熱意、将来的な事業展開を説明します。

別紙において、これから始める事業の市場規模、将来性、事業を取り巻く環境等を調べ、事業内容の裏付けを説明するとよいでしょう。
→より詳細に創業計画書 創業の動機を調べる。

創業計画書 事業経験・業種経験

過去にご自分で事業を経営していたことはありますか。 開業予定事業と同種である必要はありません。経営経験がある場合、十分にPRします。経営経験が無い場合は、会社員として部課の管理職として部課を率いた経験でも構いませんので記載します。
この事業の経験はありますか。 業種経験の有無は、融資審査で重視されるポイントです。開業する事業に過去の経験が活かされていることを説明します。

創業計画書において「この事業の経験はありますか。」という質問に対する記載欄があります。業種経験を融資担当者は非常に重視しますので、別紙を使って詳細にアピールしましょう。 3年以上の業種経験があることが望ましいのですが、業種経験がない(もしくは3年に満たない)場合でも、その業種に関連した技能・ノウハウを持っている場合、しっかりアピールすべきです。
別紙に詳細な資料を添付してもよいでしょう。経験が無い事業の場合、経験不足を補うために、自分が何をしたかをアピールするべきです。
(例)開業予定事業のノウハウを積むために、アルバイト経験を積んだ。経験者を従業員や社外顧問に向かい入れた等。
事業経験の不足は、情熱や開業計画書の内容でフォローすることになります。
→より詳細に創業計画書 事業の経験を調べる。

創業計画書 取扱商品・サービス

お取り扱いの商品・サービスを具体的にお書きください。 提供する商品、サービス、技術またはそれらの提供方法にどのような特徴があるのか、そして対象とする顧客のニーズにいかにマッチしたものであるかを分かりやすく説明します。

単価表やメニュー等があれば別紙添付するとよいでしょう。単価は事業の収支予測と整合性に注意します。

商品・サービスのセールスポイントは何ですか。 競合他社に比較した自社ならではの商品・サービスの差別化(他社でなく自社を選んでもらえる理由)をアピールします。なお差別化は、顧客目線で考えることがポイントです。

創業計画書 取引先・取引条件

販売先・仕入先との結びつきなどがあれば記入します。契約書・注文書などがあれば添付します。
販売・仕入条件について確認しておく必要があります。小売業など立地条件が重要な場合は立地選定理由についてもふれます。
→より詳細に創業計画書 取引先・取引条件を調べる。

創業計画書 必要な資金と調達の方法

創業にあたっては、資金がいくら必要で、それをどう調達するかを検討しなければなりません。

新創業融資を受けるには、創業資金全体の3分の1以上の自己資金を用意する必要があります。
原則として自己資金が不足する場合、必要経費額や創業計画書の見直しを検討することになります。
例外的な対処策としては、融資申し込み前に支出した経費を「みなし自己資金」としてもらったり、現物出資の可能性を検討します。
「新規開業実態調査」のデータでは、自己資金の平均は363万円となっています。
自己資金以外では、金融機関からの借入金(平均694万円)、親兄弟からの借入金等(平均211万円)を検討することになります。
設備資金については見積書(添付必須)を基に記載します。運転資金は通常、2~3ヵ月程度を目安にします。
事業を早めに軌道に乗せるためには借入金は少ないに越したことはありません。借入金の返済負担は事業の採算性や健全性を損ねることがあります。
創業を思い立ったら、着実に自己資金を蓄えることから始めるという堅実な姿勢が大切です。また創業資金の借入に際しては、保証人や担保が必要な場合があります。あらかじめ検討しておくべきです。

創業計画書 創業後の見通し

新たに事業を開始するには、「これから始める事業は、どれくらい利益が出るのか」という点が一番気にかかるところでしょうが、創業後の収支に見込を収支計画といいます。
創業当初の収支予測と起動に乗った後の収支予測をたてます。 予測にあたっては、経営環境、業界事情、設備能力、競合状況、価格の推移などについて総合的に検討します。
売上の予測については、業種の特性を考え最も適した方法を選びます。
【売上予測方法の数式例】
・ 小売業等 売上=1㎡(または1坪)当たりの売上高×売り場面積
・ 来店型サービス業 売上=客単価×席数×回転数
・ 労働集約的業種 売上=従業者1人当たりの売上高×従業者数
・ 設備産業 売上=設備の生産能力×設備数
【売上原価の予測】
売上原価の予測については、業界平均などをもとに算出します。
【経費の予測】
人件費は、従業員数もわかるように記載します。
その他の経費は、具体的に算出します。
事務所家賃は、賃貸借契約書の金額を記載します。
支払利息は、借入予定額に利率を乗じた金額を12ヵ月で除して記載します。

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