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寿司店の開業創業融資
寿司店での独立開業の際の、創業融資のポイントを紹介します。
寿司店の店舗形態は、固定寿司、回転寿司、持ち帰り寿司、デリバリー・宅配等多様化しています。
立地に則した客層に向けたメニューを提供しているかがポイントとなります。客層、想定顧客の来店動機、外食経験度、味のレベルを設定します。
経営者が職人気質であるのが通常であり、融資審査では経営者の経営感覚・金銭感覚が調査ポイントとなります。
<開業手続>
寿司店を開業するには、出店地域の保健所・食品衛生課に「飲食店営業」の申請を行ない、許可を得る必要があります。食品衛生法では、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。
申請時の必要書類は、申請書、店舗の図面(厨房配置入り平面図)、水質検査証明書、法人の登記簿謄本(法人の場合))、申請手数料。
<創業融資審査ポイント>
客回転数、顧客単価、固定客の有無、立地に適した営業戦略等が審査ポイントなります。
<立地>
最寄駅からの距離、アクセス手段、周辺環境(繁華街、オフィス街、住宅街、郊外等)、通行量、競合店、広さ間取り、水回り、夜間や休日の出入り、家賃、敷金・保証金、管理費、看板使用料等。
<設備資金>
内装工事費、外装工事費、厨房設備工事費、機械設備費(空調設備、レジなど)、什器・備品費等。ラーメン店は、熱(火力)と油を使いますので、設備老朽化は早く、3~5年で店舗改装・厨房改修の必要があります。
(設備資金例)
内外装工事費 500万円
厨房給排水工事費 700万円
備品・消耗品(桶、どんぶり、コップ、銚子、猪口等) 100万円
<運転資金>
現金売上が中心なので、運転資金需要はあまり発生しません。年末年始の駆け込み時期は仕入代金で資金需要が発生します。立地によっては広告宣伝費等が必要となります。
(運転資金例)
食材仕入費 100万円
開業費用 50万円
手許資金 200万円
<利益計画>
月間予想売上高
客数(1日) 40人
客単価 2,500円
売上高 2,500円×40人=100,000円
月間予想売上高 100,000円×25日=2,500,000円
月間予想粗利益額(粗利率55%として計算)
2,500,000円×55%=1,375,000円
月間予想経費
家賃(月額) 300,000円
人件費(月額) 400,000円
水道光熱費・消耗品費その他 100,000円
月間予想経費 800,000円
月間予想利益(経営者利益) 575,000円
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