蕎麦店の開業創業融資
蕎麦店での独立開業の際の、創業融資のポイントを紹介します。
蕎麦店は、飲食店の中では初期投資を比較的少なく抑えられるため、新規参入が容易ですが、一方で、競争も激しい業種といえます。
立地に則した客層に向けたメニューを提供しているかがポイントとなります。客層、想定顧客の来店動機、外食経験度、味のレベルを設定します。
ちなみに、東京23区で蕎麦店が一番多いのは港区です。
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<開業手続>
蕎麦店を開業するには、出店地域の保健所・食品衛生課に「飲食店営業」の申請を行ない、許可を得る必要があります。食品衛生法では、各店に1人、食品衛生責任者を置くことが義務づけられています。
申請時の必要書類は、申請書、店舗の図面(厨房配置入り平面図)、水質検査証明書、法人の登記簿謄本(法人の場合))、申請手数料。
<創業融資審査ポイント>
客回転数、顧客単価、固定客の有無、立地に適した営業戦略等が審査ポイントなります。
<立地>
最寄駅からの距離、アクセス手段、周辺環境(繁華街、オフィス街、住宅街、郊外等)、通行量、競合店、広さ間取り、水回り、夜間や休日の出入り、家賃、敷金・保証金、管理費、看板使用料等。
<設備資金>
平均的に4~5年で店舗改装が行われます。
内装工事費、外装工事費、厨房設備工事費、機械設備費(空調設備、レジなど)、什器・備品費等。
(設備資金例)
内外装工事費 300万円
厨房給排水工事費 100万円
備品・消耗品(どんぶり、皿、湯呑、蕎麦湯入れ、コップ等) 50万円
<運転資金>
現金売上が中心なので、運転資金需要はあまり発生しません。立地によっては広告宣伝費等が必要となります。
(運転資金例)
食材仕入費 50万円
開業費用 50万円
手許資金 200万円
<利益計画>
月間予想売上高
客数(1日) 100人
客単価 900円
売上高 900円×100人=90,000円
月間予想売上高 90,000円×25日=2,250,000円
月間予想粗利益額(粗利率70%として計算)
2,250,000円×70%=1,575,000円
月間予想経費
家賃(月額) 300,000円
アルバイト代(月額) 200,000円
販売促進費 50,000円
水道光熱費 100,000円
消耗品費その他 50,000円
月間予想経費 700,000円
月間予想利益 875,000円
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